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地唄からくり的

 投稿者:フキヤマン  投稿日:2017年10月13日(金)06時44分38秒
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  地唄 「からくり的」

面白や 人の行来の景色にて 世はみな花の盛りとも 的のたがはぬ星兜 魁(さきがけ)したる武者一騎 仰々しくも出たばかり そりゃ動かぬわ引けやとて かの念力にあらはれし 例の 鐘巻き道成寺 いのらぬもののふわふわと なんぼうおかしい物語 それは娘気これはまた 曲輪をぬけた頬冠り おやまの跡の色男 立ち止まりてはあぶなもの 見つけられたる泡雪の 浮名も消えて元の水 流れ汲む身にあらねども 変わる勤めの大鳥毛 台傘立て傘 挟みばこ みな一様に振り出す 列を乱さぬ張り肱の 堅いは実にも作り付け さてその次は鬼の手のぬっと出したは見る人の 傘つかむかと思はるる それを笑いの手拍子に 切狂言は下がり蜘蛛 占(うら)良し 日良し道しるべ よい事ばかりえ
「からくり的」の、からくりとは今ではちょっと通じなくなりましたが、「あの仕事にはからくりがある」というと、「仕かけ」があるという意味になります。小さな弓で的に矢を当てると、からくり仕かけによって、さまざまな人形が天井から落ちてくるのです。そんな店は今では見られなくなりましたが、昔は盛り場ではそんな遊戯店が繁盛し、遊び客を集めていました。そうした町の風俗や遊びを題材にして、舞の中では天井から落ちてきた人形、つまりからくり人形のフワリフワリした不安定な動きのおもしろさが、その特色の見どころにもなります。
落ちてくる人形のかずかず、それは「道成寺」の清姫から 曲輪(くるわ)をぬけた頬冠り…… の色男、そして大鳥毛を振る奴、また「羅生門」の渡辺綱などが詠みこまれ、それぞれの個性が洒脱な技巧で舞われます。 
 
 
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